〈10-12〉後編 6 遂に最終巻
青豆と天吾は、手を握り合い、1Q84ではない別の世界へ。小学生時代から求めあっていた二人の恋愛は成就する。そこは、1984かもしれないし、違うかもしれないらしい。多くの謎を残したまま。
ここまできて、まさかの放置プレイ。
ファンタジーということであれば、それなりに面白い。リトルピープルは、パンドラの箱の中身みたいな人間の悪意で、それを紡いで大きな意志としていく。それは、次第に社会を支配する。ってな感じでしょうか。
近過去にあったような小説を書いたとするならば、しかも宗教問題を扱うとなるならば、期待してしまうじゃないですか。作者があの事件に長期に渡り携わってきた事は、周知なのですから。
ファンタジーとしても、リーダーがリトルピープルの代替者として表現したこと、自分の意志ではなかった事としたのは、どんな意図があったのかなと思う。1Q84風に言うならば、それはわからない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
新潮文庫
- 感想投稿日 : 2022年12月6日
- 読了日 : 2022年12月6日
- 本棚登録日 : 2022年11月23日
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コメント 3件
1Q84O1さんのコメント
2022/12/06
おびのりさんのコメント
2022/12/07
1Q84O1さんのコメント
2022/12/07