1Q84 BOOK3〈10月‐12月〉後編 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2012年5月28日発売)
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〈10-12〉後編 6 遂に最終巻
青豆と天吾は、手を握り合い、1Q84ではない別の世界へ。小学生時代から求めあっていた二人の恋愛は成就する。そこは、1984かもしれないし、違うかもしれないらしい。多くの謎を残したまま。
ここまできて、まさかの放置プレイ。
ファンタジーということであれば、それなりに面白い。リトルピープルは、パンドラの箱の中身みたいな人間の悪意で、それを紡いで大きな意志としていく。それは、次第に社会を支配する。ってな感じでしょうか。
近過去にあったような小説を書いたとするならば、しかも宗教問題を扱うとなるならば、期待してしまうじゃないですか。作者があの事件に長期に渡り携わってきた事は、周知なのですから。
ファンタジーとしても、リーダーがリトルピープルの代替者として表現したこと、自分の意志ではなかった事としたのは、どんな意図があったのかなと思う。1Q84風に言うならば、それはわからない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新潮文庫
感想投稿日 : 2022年12月6日
読了日 : 2022年12月6日
本棚登録日 : 2022年11月23日

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コメント 3件

1Q84O1さんのコメント
2022/12/06

おびのりさん

再読お疲れ様でした(^^)
私も本作を読んだのはかなり前のことで、内容を忘れている部分もあり、おびのりさんのレビューを見ながら思い出していました♪
また、自分でも読み返してみようと思います(たぶんw)

で、おびのりさんのレビューで思い出しました!
最後放置プレイだったんですよねw
当時、まだ続きの巻があると思い込んで図書館に借りにいきましたよw
もちろん続きの巻はありませんでしたが…_| ̄|○

おびのりさんのコメント
2022/12/07

1Q8401さん、コメントありがとうございます。私は、もう読みません!( ´∀`)

村上さんは、この世界観で描き続けるなら、もうインタビューとか受けずに、謎めいて生きた方が良いんじゃないかなあとか思いました。「一九八四」をまだお読みでないなら、是非そちらを先に読んでみてね。ちょっと、読後、余韻がきますよ。
にしても、途中何度も、それはわからない。って出てきて、いや、じゃあなにかいてるんですか⁉︎ってツッコミ入れてました。
どうぞよろしく。

1Q84O1さんのコメント
2022/12/07

「一九八四」まだ読んだことないので「1Q84」を再読することがあれば先に読んでみますね♪
アドバイスありがとうございます^_^

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