愛と死 (新潮文庫)

  • 新潮社 (1952年10月2日発売)
3.73
  • (137)
  • (156)
  • (209)
  • (28)
  • (5)
本棚登録 : 1555
感想 : 163
3

武者小路実篤 1885.5.12 -1976.4.9 実篤忌

恋愛小説で良いのかな。
まだあまり売れていない小説家が、友人の妹に恋をする。活発で明朗な彼女に惹かれる。二人は、ゆっくりと愛を育む。そこへ、作家のパリへの留学が決まり、結婚の約束をして旅立つ。いよいよ帰国の船の上で、彼女がスペイン風邪で急逝したとの電報を受け取る。失意の作家。その後の人生を彼女を忘れずに生きる。
このストレートな悲恋感が人気だったのでしょうか。映画化ドラマ化されているようです。
恋に堕ち、遠距離恋愛、死別と、今でもコミックのストーリーにありそうな。
武者小路先生は、村落共同体「新しき村」が謎なんですよね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文学忌
感想投稿日 : 2023年4月9日
読了日 : 2023年4月9日
本棚登録日 : 2023年4月9日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする