さよならドビュッシー (宝島社文庫) (宝島社文庫 C な 6-1)

著者 :
  • 宝島社 (2011年1月12日発売)
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ピアニスト岬洋介・シリーズ第1作
資産家の祖父を持つ、ピアニストを目指す従姉妹の二人の少女。祖父の家で思わぬ事故にあい、人生が狂い始める。

中山七里氏が、音楽に素人でピアノも他の楽器も演奏できないらしいと知って、音楽に素養のない身としては、どんな表現になるのか興味ありでした。
まあ、作家さんは弁護士でなくても法廷書くし、スポーツできなくても、書いちゃうし、プロなんだからとはいえ、音楽って目に見えないし感性への要求が高そうなので勇気あるなあと。

テンポ良く事故事件発生し、その間にはミステリを忘れさせる楽曲や演奏への熱意ある表現あり。読み応えありでした。
題名の使い方もオシャレ。なんだけど、今回は登場人物設定で、トリックというか犯人というか想定内ではありました。すごく上手く話が進んでいたので、途中違うかな?と思うことはあったけど。
続けて読みまーす。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説 
感想投稿日 : 2022年4月6日
読了日 : 2022年4月6日
本棚登録日 : 2022年4月6日

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