〈東京バンドワゴン〉シリーズ第2弾も、前回に引き続き相変わらずのにぎやかさです。
サチさんの目線で、古本屋、カフェ、朝の食卓、小料理居酒屋〈はる〉など次々と場面が変わっていって、本当にホームドラマを見ているようで面白いです。
今回も、カフェに置き去りにされた赤ちゃんや、自分の売った本を一冊ずつ買い戻すおじいさんや、葉山の海の家で花陽と研人に本を託したおばあさんの謎など、どれも人情味あふれた温かいお話ばかりでした。
そして、秋には家族が二人もいっぺんに増えるようで、大家族のお話だけあって、ほんとに話題が尽きません。
亡くなった我南人の妻秋実さんは、家族を支える太陽のような人だったそうです。
このシリーズ、過去も未来も興味深く、まだまだ何かが起こりそうです。
そして、最後の締めくくりは、今回も結婚式でしたね。
幸せいっぱいでほんとうに微笑ましいです。
花陽や研人に加え、新しく生まれた子どもたちの成長も楽しみです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小路幸也
- 感想投稿日 : 2022年7月12日
- 読了日 : 2022年7月12日
- 本棚登録日 : 2022年7月12日
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