東京論は著者、書かれた時代、立場が変わると多様な見方があるので大変面白い。本書からは改めて、都市を読み解くには多様な視点が必要であることを気づかされた。
本書は主に発注者側へ向けて強いメッセージを発するために書かれた内容と理解した。特に都政に対してかなり厳しい意見が多かったように思う。
一方で、仮に設計者が今の東京を論じたら、現状をどのようにとらえるだろうか。私はというと、本書の内容とは対照的にかなり楽観的にとらえていた節がある。
個人的には”東京の”都市論というジャンルをさらに開拓してみたくなった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
建築
- 感想投稿日 : 2022年1月17日
- 読了日 : 2022年1月17日
- 本棚登録日 : 2022年1月9日
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