経理以外の人のための日本一やさしくて使える会計の本 (ディスカヴァー携書)

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  • ディスカヴァー・トゥエンティワン (2013年4月5日発売)
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利益は差額概念。利益は目に見えません。常に、売り上げと経費の差額によって計算されるものです。利益と手元にあるキャッシュとは違うのです。p.66

粗利は多ければよいというのは間違いありませんが、その粗利でまかなわなければならない費用を知っておくべきです。簡単に算出するには、会社全体の「販売費及び一般管理費」を営業職(売り上げ予算を持っている職種)の人数で割ってひとりあたりの費用を出す。

「すべての取引は、「資産」「負債」「純資産(資本)」「費用」「収益」の5つの要素のうちのどれかで成り立っています。」(中略)「現金が増えた」「減った」だけではダメなのです。その原因も帳簿に記さなければなりません。これは複式簿記の基本的な考え方です。複式簿記は、すべての取引を2つの側面からとらえて、「資産」「負債」「純資産(資本)」「費用」「収益」の5つに分類します。「仕訳」とは、これら5つのうち2つを組み合わせて取引を記録することです。p.130

売上高に対する営業利益の比率(売上高営業利益率)を見れば、本業の効率性がわかります。p.136

B/Sは、「この会社はちゃんとお金を払ってくれるか?」を見るのに役立ちます。(中略)流動資産より流動負債のほうが大きかったら危険!と思っておきましょう。p.137

会計の世界には、「会計は意見をあらわし、現金は真実をあらわす」という格言があります。

営業活動によるキャッシュフローのプラスと、投資活動によるキャッシュフローのマイナスを合計してプラスになっていれば理想的です。p.178

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新書
感想投稿日 : 2010年8月29日
読了日 : 2010年8月29日
本棚登録日 : 2010年8月29日

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