作者のデイミアン・トンプソンは本書の中で一貫して「依存症は病気ではない」というスタンスを貫いている。
確かに、依存症はきっかけさえあれば誰でも陥る可能性があるものです。更に依存症の人の脳と恋に夢中になっている人の脳のあいだで脳内物質の違いが見られないなど、依存症を「病気」と定義するのは無理がある、というのが筆者の主張だ。
この前提にもとづき、本書ではスマホ依存や砂糖依存などわたしたちの身近に潜む依存の罠からヘロインやMDMAなど違法薬物に対する依存まで、幅広く解説されている。
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- 感想投稿日 : 2024年3月16日
- 読了日 : 2024年3月16日
- 本棚登録日 : 2024年3月16日
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