江戸の怪奇譚 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2010年1月15日発売)
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本棚登録 : 88
感想 : 13
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本自体(筆者の解釈)はあまりピンとくるものがなかったが、江戸時代のいろいろな資料からエピソードを紹介しており、その人たちが当時何を思ってこういう怪異を書き記していたのかを想像すると興味深い。旗本とか旗本夫人とか学者とかインテリ層が真面目に不思議な話やイラストを日記に残しているわけで、今の学者はそういうこと書くのかな?そこがとても気になった。
「井関隆子日記」
「浮世の有様」
石塚豊芥子「街談文々集要」
松浦静山「甲子夜話」
根岸鎮衛「耳嚢」
平田篤胤「仙境異聞」
三好想山「想山著聞奇集」
池田由子「児童虐待」
阿部正信「駿国雑志」
川村貞四郎「官界の裏表」
宮崎成身「視聴草」
鈴木桃野「反故のうらがき」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: あやかし
感想投稿日 : 2017年10月26日
読了日 : 2017年10月26日
本棚登録日 : 2015年2月8日

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