新装版 ハーレムワールド (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2012年4月13日発売)
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本棚登録 : 138
感想 : 10
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半分黒人のヤリマンビッチ・サユリ。
アジア人の留学生でインドネシア料理店で働くティエンは、サユリを俯瞰して観ながら恋もしている。
日本人男性シンイチに、黒人男性スタンを一緒に住ませる。
サユリを見下す醜悪なコバヤシをステたら勝手に幽霊になってサユリに付きまとうようになる。
外交官クラウスはサユリにぞっこんだが、ティエンとの関係を知って心が崩壊し、火を通された料理になってサユリに別れを告げる。
スタンは捕まって去り、残されたシンイチはスタンの存在がないサユリをもう愛せないと突き放す。
女王様でいたかった、自分が捨てられるなんて許せない。
醜悪なコバヤシの幽霊に付きまとわれながら、今やサユリの唯一特別な存在になったティエンだけが、またサユリが新しいハーレムを作るだろうことを予感している。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 現代エンタメ小説
感想投稿日 : 2012年9月2日
読了日 : 2012年6月9日
本棚登録日 : 2012年6月9日

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