小説を読むことはつくづく難しい。
早く読み進めて展開を知りたい気持ち、一つひとつの言葉をきちんと理解しないといけない、味わいたい気持ち、それらを持ちながらページを捲る。
住野よるさんの小説はこれが初めて。
想像力と感受性で読んでいく作品、というイメージ。
THE BACK HORNとのコラボのようで、ギタリスト菅波さんが書かれた解説の中に「闇の中から光に手を伸ばすようにもがき続けている」のではないかとの記載があった。
住野さんの、と言えば良いのかわからないが、人間の捉え方が独特だ。
正直、物語に出てくる人物に全面的に共感できるわけではなかった。
共感してしまえば、こういった小説や音楽、創作にしか感じられなくなってしまうのではないかと思う。
私ももう「突風」は終わったのかもしれない。
それでも、突風でなくとも、熱狂できる何かを見つけて生きていきたい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年7月9日
- 読了日 : 2023年7月9日
- 本棚登録日 : 2023年7月2日
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