終戦の日が近づくこの時期に偶然かなんの因果か、この本を手に取り、読了することができてよかったと思う。戦後間もない時代、沖永良部島の本土復帰運動が行われていた時代の作品。中脇さんはこの時代を生きていた人ではないはずなのに、実際にこの景色を目の前で見てきたかのような筆致。日本に住む身でありながら、こんな史実があったということを今まで知らずにいた自分を恥じたい。そして、本の情報を見て知ったのですが、続編なんですね。単品でも十分楽しめたけど、『神に守られた島』も読もうと思います。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
図書館
- 感想投稿日 : 2021年8月11日
- 読了日 : 2021年8月10日
- 本棚登録日 : 2021年8月10日
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