優秀すぎる兄たちのおこぼれで次期王位が転がり込んできたと言われるが、自分が王になることを知っていた王女レティの物語シリーズの14作目。
今回は、嵐の前の静けさのような、穏やかな展開が進むのでなんだかぎゅっとした心地だった。
騎士たちがレティに”休日”を誕生日プレゼント。レティが楽しめるようにと(茶番感は否めない)脚本まで用意されている(笑) 騎士たちの役どころが微笑ましくて和む。久しぶりのキャラたちも登場し、色々なトラブルもありつつ、レティを大切に想う気持ちがたくさん感じられて温かい。
最後、レティのデュークへの気持ちの整理の仕方とか、ゼノンのとんでもない引っ掻き具合とか、穏やかなところから一気に突き落としてくるというか、最終章どうなるの....という不穏な感じに。私はレティ兄妹たちに仲良くいてほしいのに!!
登場人物紹介での1人あたりの紹介が少し短くなってて、クレイグが「高潔でお茶目な紳士」になってて笑った(笑)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ラノベ・カジュアル
- 感想投稿日 : 2023年4月16日
- 読了日 : 2023年4月12日
- 本棚登録日 : 2023年4月16日
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