叉羅国編が完結。
相変わらずの茉莉花のチートじみた能力が存分に発揮されているし、もの覚えがいいだけでない茉莉花の成長も感じられて末恐ろしい。珀陽も相変わらず、涼しい顔して先々まで見据えた決定をしていて、それなのに、茉莉花を女の子として捉えたときの珀陽の反応は年相応というか、もう尊い。個人的にはラーナシュの前向きさやさっぱりした気遣い、身ぐるみを剥がしてくるような要求を穏やかな顔でしてくる珀陽に対する、無意識な仕返しのような手紙とかが読んでて楽しかった。
茉莉花のこれまでの仕事の線が全て意図せず侵略戦争の点に繋がっているというところで今巻が終わり。茉莉花が叉羅国で売った恩の回収もきっと今後あるだろうし、続きがますます楽しみ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ラノベ・カジュアル
- 感想投稿日 : 2021年8月29日
- 読了日 : 2021年8月20日
- 本棚登録日 : 2021年8月28日
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