彩雲国秘抄 骸骨を乞う

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年3月27日発売)
4.31
  • (188)
  • (116)
  • (53)
  • (7)
  • (3)
本棚登録 : 1187
感想 : 147
2

自分にとっては残念な本となった。
彩雲国物語の登場人物、悠舜、旺季、晏樹、劉輝について、主に本編が終わった後を描いた短編、それと悠舜と国試組(紅黎深、黄鳳珠、管飛翔、来俊臣、姜文仲、劉志美)の出会いを描いた短編、のオムニバス。
その後の話が、ストーリー重視ではなく、主人公の心情中心に描こうとしていて、かつそれが、自分の経験不足なのか、作者の文章力不足なのか、納得出来るような形では描けていないため、物語に入っていけない。そのため、淡々と文が続いていくだけで主人公に入れ込むことが出来ず、ふーん、で終わってしまっている。
これが文庫での出版であれば文句はないが、書籍でこの値段は釣り合わない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 図書館
感想投稿日 : 2012年9月5日
読了日 : 2012年9月4日
本棚登録日 : 2012年4月28日

みんなの感想をみる

ツイートする