自分にとっては残念な本となった。
彩雲国物語の登場人物、悠舜、旺季、晏樹、劉輝について、主に本編が終わった後を描いた短編、それと悠舜と国試組(紅黎深、黄鳳珠、管飛翔、来俊臣、姜文仲、劉志美)の出会いを描いた短編、のオムニバス。
その後の話が、ストーリー重視ではなく、主人公の心情中心に描こうとしていて、かつそれが、自分の経験不足なのか、作者の文章力不足なのか、納得出来るような形では描けていないため、物語に入っていけない。そのため、淡々と文が続いていくだけで主人公に入れ込むことが出来ず、ふーん、で終わってしまっている。
これが文庫での出版であれば文句はないが、書籍でこの値段は釣り合わない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
図書館
- 感想投稿日 : 2012年9月5日
- 読了日 : 2012年9月4日
- 本棚登録日 : 2012年4月28日
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