本書ではあえて雑誌に載っているような有名建築はとりあげられていない。東京の欲求が即物的、合理的に具現化した建物を愛情と軽蔑を込め「ダメ建築」として紹介されている。どんな建物にも歴史がある。都市化によって生まれた副産物をいかに利用するか当時の人々の知恵や生き方が伺え、なんだか「ダメ建築」に愛着すらわいてしまうかもしれない。着眼点が面白い本です。
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- 感想投稿日 : 2007年4月30日
- 本棚登録日 : 2007年4月30日
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