どの作品も面白い、SF短編集。
「携帯電波」はいかにもSFっぽいテーマ。
時間改変が行われるとき、そのスタートはどこになるのか?
「未来を待った男」にはやられた。
学生、貧乏、独特の語り口調とくると森見登見彦っぽい?と思うのは安直か。
「ベストオーダー」
ドラえもんでこんな話あったな。
「やろうぶっ殺してやる!」「わあ、自分殺し!」のやつ。
全部自分のはずなのに、ちょっとした「違い」が連鎖して……というのがおもしろい。
「時間のおとしもの」
「時が止まればいいのに」が口癖の彼女。
「追いつこうとしたのか、それとも留めようとしたのか」
周囲との時間のずれというか、流れの速さの違いを感じることがあるから、なんとなく共感。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年10月7日
- 読了日 : 2017年1月19日
- 本棚登録日 : 2020年10月7日
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