新宿ゴ-ルデン街の酒場<深夜+1>のアルバイト学生だった著者が鍛え上げられた夜の街を舞台に、台湾と日本の血を引く劉健一が、中国人と台湾人マフィアの抗争に抗いながら、非情なアウトロ-の世界に生きる姿を描いた、ハ-ド・ヴァイオレンス作品です。新宿歌舞伎町界隈の猥雑な闇の社会で生きる寄る辺ない男や女たちが、情け容赦なく打ちのめされる連続した描写には、心身とも疲労困憊する衝撃のハ-ドボイルド作品でありました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本文学
- 感想投稿日 : 2021年11月11日
- 読了日 : 2021年11月6日
- 本棚登録日 : 2021年11月6日
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