蒼穹の昴(3) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2004年10月15日発売)
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〝貧しい糞拾いの子であった私は、ある不思議な運命の糸に手にたぐられて、老仏爺(西太后)様のお傍に仕えております...人間の幸福は決して金品では贖えない。人を心から愛すること、そして人から真に愛されること、それが人間の人間たる幸福なのだと、老仏爺様は御身を以て私に教えて下さいました...末代までも悪女、鬼女として罵られる、世界中で最も不幸な老仏爺様が、そう教えて下さったのです〟・・・西太后の側近となった<春児>と改革派の俊英<文秀>は、互いの立場を違えたまま、清王朝滅亡の時代の波に飲み込まれていく・・・。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本文学
感想投稿日 : 2023年10月25日
読了日 : 2023年10月25日
本棚登録日 : 2023年10月25日

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