超高齢化社会での「老後破産」が急増しているという。高齢者の多くが一気に破産状態に陥るわけではない。病気やケガなど高齢になれば誰でも起こり得るが、一人暮らしで国民年金が唯一の収入となると、医療費や介護費用は重い負担となる。やがて生活が困窮し、家を売却したり預金を使い果たしたりすることで「老後破産」に直面する。生活費を切り詰めた節約には限界があり、命の危険を伴う。〝健康で文化的な最低限度の生活を営む権利〟(憲法25条)と対照的な過酷な高齢化社会の現実を見せつけられる衝撃のルポルタージュである。
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カテゴリ:
国内ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2019年10月4日
- 読了日 : 2019年10月4日
- 本棚登録日 : 2019年10月4日
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