迷いは悟りの第一歩: 日本人のための宗教論 (新潮新書 603)

著者 :
  • 新潮社 (2015年1月16日発売)
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クリスチャンとしてドイツに生まれ育った、ネルケ・イエンス・オラフ・クリスティアンは、高校生の時に出会った「坐禅」に魅せられ仏教に傾倒。25歳の時に日本で出家得度した際に授けられた僧名は「無方」。その意味は「一切の方角に開かれている、囚われのないありさま」・・・仏教とキリスト教の教えは正反対である「不条理が故に信じる神」ではなく「自分が自分でなる仏」(一人称の人生哲学)・・・異色の経歴をもつ禅僧「ネルケ無方」が、キリスト教と仏教の宗教観の本質にせまる、悩み迷える日本人へのメッセ-ジ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 国内ノンフィクション
感想投稿日 : 2023年9月29日
読了日 : 2023年9月29日
本棚登録日 : 2023年9月29日

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