〝ある日、散歩の途中、わたしは1羽のペンギンにひょっこり出くわした。「空から落っこちたんだよ」とやつは言った。 でも、ペンギンが・・・やつは、どうみてもペンギンだった・・・飛べないことぐらい、わたしだって知っていた。 そんなことは、やつも知っていた。でも、やつは大まじめに1羽の鳥になりきってやれば、きっと飛べる、と思い込んだんだ・・・〟飛べないペンギンの夢を叶えてやろうとする男と、その厚意に甘んじ涙ぐましい努力を続けるペンギン・・・心ゆさぶる静かな余韻が残る大人の絵本。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
大人の絵本
- 感想投稿日 : 2024年4月13日
- 読了日 : 2024年4月11日
- 本棚登録日 : 2024年4月11日
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