ずっと観たかった印度の理系男子ムービー!!
純粋に工学が好きでエンターテイメント性も兼ね備えた男子ってそうそう居らんで笑
学び舎の略称が”ICE”とはまた考えたものである。
学生には氷のように冷たい対応で、学長の頭はまさに凝固していた。
それを溶かすかの如く理系男子3人組、3 idiotsが学内そして学外を暴れ回る。
文系よりも理系の方が優秀と言われている印度。
確か何年か前のMiss Universeで上位まで行ったのもエンジニアの女性だった。
皆んな理系の道で印度を活気づけようとする一方、異常なまでに理系(または稼げる職業)に固執していることがよく分かる。
「好きな道に進むと良い」という本作のメッセージが現地の人の考えを少しでも変えてくれるきっかけになると良いんだが。
ロードムービーでありながら途中の回想シーンで学生時代の思い出を挟んでいく手法はあっぱれで、何より心に残りやすい。Ranchoの正体が学生時代ではなく道中で明らかになるのもミソだと思う。
comedyとseriousnessが絶妙な具合にミックスされた作品もそうそうないで笑
ロードムービーならではの絵に描いたような景色やラストのこの世のものとは思えない絶景も必見である。
思わぬ場面で歌とダンスが登場するのはお約束だが本作は控えめでおまけに挿入の仕方がとても達者。
踊り抜きの劇中歌も場面に沿ったテーマで耳にも残りやすい。
影響されやすい私の脳内では今でもメインテーマの”Aal izz well”が再生されている。
んでもって何か行き詰まるたびに口からも”Aal izz well”が飛び出しているのであった。
- 感想投稿日 : 2021年10月30日
- 読了日 : 2021年10月30日
- 本棚登録日 : 2021年10月30日
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