今回はシリーズの手仕舞い編とも言うべき内容であり、対鳥尾高校との決勝戦での敗戦をプレーバックしている。
シリーズ全体を締めるにあたっては十分なスペースがあった一方で、何か一つ展開させるには足りない感触がある。締めとしては綺麗に収めたが、やはり惜しさは感じてしまっている。恋愛模様も半端になってしまっているのだし。
楽しく読ませていただいた分、この手早い手仕舞いは惜しいが、それもまた商業作の世界では仕方のないことなのかもしれない。
綺麗に締めてあるこの巻の内容と、シリーズ全体への評価を加味して星五つで評価している。楽しく読ませていただいた旨、改めて述べておきたい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ドナドナ
- 感想投稿日 : 2016年7月30日
- 読了日 : 2016年7月30日
- 本棚登録日 : 2016年7月30日
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