ふたりで泊まるほんものの宿 (新潮新書 56)

  • 新潮社 (2004年2月1日発売)
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本棚登録 : 34
感想 : 7
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 歴史小説家である著者が、夫妻で旅館・ホテルについて語った一冊である。四章までに八軒の旅館・ホテルを語り、五章では京都を、六章では焼き物を巡る旅を語り、七章では旅館への提言をし、八章と九章では夫人による時刻表を使っての旅館判別法を紹介している。
 インタビュー形式で、ややまとまりにかけた内容とはなっているが、方々を旅したお二方の経験を読むことができる面白い本であった。そうした意味で言えば、エッセイと見た方がいい。
 あくまで個人的見解による旅の楽しみ方なので、恣意的である点については念頭に置くべきである。ガイドブックではない。だが、だからこそ、容赦のない評定が見られるということもあるだろう。

 私的には楽しませていただいた。星四つと評価している。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エッセイ
感想投稿日 : 2015年7月25日
読了日 : 2015年7月25日
本棚登録日 : 2013年7月1日

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