ライトノベルの楽しい書き方 3 (GA文庫 ほ 1-6)

著者 :
  • SBクリエイティブ (2009年2月14日発売)
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本棚登録 : 139
感想 : 8
3

 星をいくつにするか悩んだが、三つとした。それだけ気になったところを重視した形である。
 後半から終盤にかけての展開はとても良かったのだけど、その分だけ前半の内容の粗が目立ってしまう。特にプロローグには目が点となった。結局大して意味がなかったようだし、なぜあんな展開を放り込んだのだろう。
 時折、本当にメインがなんなのかわからなくなる。これ、ライトノベル作家の生活を主題にした恋愛物であってるんだよね?
 集中している最中の終盤に出てきた顔文字にも脱力させられた。なぜ使ったんだ……。いや、使う分には良いのだけど(ライトノベルだし)、三巻に至っていきなり使うのはよろしくない。作品の方向がわからなくなる。

 どうでもいい話であるが、関西弁、特に京ことばで語尾に「やよ」を使うのは本当にどうにかならないものかと思う。
 物語における方言と思えばいいのだろうけど、東京もんが関西弁を使う程度の違和感がある。
 星三つの決定打はここである。ディテールのこうした粗はどうしても気になる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ドナドナ
感想投稿日 : 2013年9月20日
読了日 : 2013年9月20日
本棚登録日 : 2013年7月5日

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