1122(1) (モーニング KC)

著者 :
  • 講談社 (2017年5月23日発売)
3.85
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本棚登録 : 479
感想 : 25
5

いろいろすごいな。
到底理解できない関係ではあるけれど、嫌悪感はない。
いちこのめちゃくちゃ身勝手な感じが自分をみているようでかわいくて仕方ない。

1話
「ジャケットお気に入りのやつ着てた」とか「夫は今夜 恋人と過ごしてる」とか無理無理無理と思いながら読んでる。
おとやの、美月とメールでやりとりする時の表情もたまらん。好みのタイプでもう嫁の気分だから余計たまらん。泣ける。無理無理無理って泣ける。

2話
そんで飲み屋での旅行の延期のやり取りとか、私も絶対「は?」って言うもん。「こっちの家族の事情はあっちの家族の事情より下位なの」ってすごい正論だよ。だけどその後の「外の恋愛 内に持ち込まない」ルールはまったく理解できないけど。

3話
旅館での「へるよ」はもうほんと辛い。でも公認不倫は元々いちこの提案だったのか。おまえ、どの口が。でも拒否られても「だっこして」って言ういちこかわいいくてすごいな。だっこするおとやもおとやだ。

4話の雨の日、美月さんに会いたいって言われたけど、風邪のいちこを迎えに行ったおとや。あれさいちこを迎えに行ったんだよね?ちょっと会ってその帰りとかじゃないよね??おとやの優しさに安心したい。あと中吊りに「ハイハイ美少女 ハイハイ輝き」って、私にも刺さる。

5話
おとやの「はぐくむという営み」を楽しんでたという回想から。だからおとやあんな面倒見いいのか。あんたいちこを捨ててもいいくらいなんだのに。お姉さんのいちこ評がいい。
そして美月とヒロとピクニック。考えなしなわけじゃないのに「来てしまった 来てよかった」と思うおとやにまた嫁の気持ちになって泣けてしまう。

6話
表紙のドレス着てティアラしてりんごかじってるいちこかわいい。
いちこの実家編と、美月とおとやん美月のダンナに見られる編。
いちこと結婚できて幸せだと言ってお母さんを黙らせるおとや。どんだけできたダンナなの。調子に乗ってるのはいちこのほうだぞ。おとやに捨てられたら目も当てられないぞ。「自分で選んだ家族がおとやんでほんとうによかった」って泣くいちこ。切ない。
最後の「わたしが見たいのは 生きたいのは めでたしめでたしのその先」ってのが沁みる。本当にそうだよなー。



面白くって感情が昂ぶって続きが気になって眠れない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年2月18日
読了日 : 2019年2月18日
本棚登録日 : 2019年2月18日

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