TRPGの中でも「サイコロ・フィクション」と呼ばれるシステムを使った作品の一つ。
今作を数あるTRPGリプレイ本の中で一押しするのは
「ゲーム内システムで補完していないキャラ設定をロールとダイスだけで描写しきった」点である。
よくある「俺TUEEE」的な表現はTRPGではキャラの個性付けではよくあることだが、それを物語の中核となし、続刊4巻までに至る壮大な幻想物語を描写されたことに参加者各位の才能と努力に称賛を送りたい。
なお、本作品は6巻まで刊行、ゲームシステムを含め姉妹作品と統一化されたが、個人的には今後ここまでの物語が生まれるのか危惧すらしている状態である。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
TRPG
- 感想投稿日 : 2014年7月31日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2014年7月31日
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