改訂版 可能世界の哲学 「存在」と「自己」を考える (二見文庫)

著者 :
  • 二見書房 (2017年4月26日発売)
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本棚登録 : 132
感想 : 3

 どちらかといわずとも人間原理的立場です。

 けっこうガチンコな論理学的可能世界論でした。いやまあ、著者から考えれば当然なんだけど。いろいろ他にも読んで勉強しなきゃなぁ、という感想。結局人間の主観という枠からは逃れられないんだよなぁっていう。何かについて疑問に思うのも人間じゃん。永久マッチポンプ。火種、消せてないけど。
 様相実在論もだけど、どっちかっていうと同一性の問題とかをメインにしてる本が読みたいな。
 本文のなかで印象的だった部分を抜粋。


つまるところ不可能世界は不可能であるから可能ではないが、可能であることは可能ではないでしょうか。


 すごい一文だと思うんだよね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 学術系
感想投稿日 : 2017年9月6日
読了日 : 2017年9月6日
本棚登録日 : 2017年9月6日

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