読書法の本という点に関しては、一般論ではなく、読書を苦手とする著者がどんな読み方をしているかの紹介。なので、既に同じような読み方をしている人も少なからずいると思う。
この本の重要ポイントは、
・真実を知るために読書をする。
・今いる枠組の中だけで安心していたいのが人間だが、自分が正しいと信じることは危ない。正しいと信じ込むのは、一種の依存。
ということを言っている点だと思う。
人間は誰しも自分が作り出したフィルター(=偏見)を通して世界を見ているから、自分が正しいと信じるのは危険。
フィルターを明らかにして取り除き、フラットな視点を持つようにしないと、世界は偏見対偏見の争いになっていくだろう。人が増えれば増えるほど、共通認識を保つのは難しいのだ。
読書をする人が減っているということは、視点をフラットに修正するチャンスが失われているということ。
今の社会、驚くような事件増えたり、モンスター●●と呼ばれる話の通じない人が増えているのは、この辺にも理由があるのではないだろうか。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年7月13日
- 読了日 : 2022年8月8日
- 本棚登録日 : 2022年7月7日
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