最近コミュニティとかチームについて考える機会があって、良いチームとは何かヒントが欲しくなって再読。
この本では不確実性の高い問題に挑むための方法論として「チームアプローチ」を提唱している。過去に大きな事を成し遂げたチームの例が結構面白い。
でもチームが大事ではあるけど、そもそも高い目標を持つチームが生まれるには最初に動き出すファーストペンギンが必要。だから割と個人に向けてチームアプローチの重要性とその力を語って、高い目標に向かって仲間を巻き込よう発破をかけている面が強い。
具体的に良いチームの特徴は何?っていう点では、メンバー間のスキルが流動であるとか、全員がコミットして相互責任を追うとか、まあ間違いないなと。
目的とはずれるけど、地縁とか血縁に基づいた目的のないコミュニティにしか属さないことが原因で、ナショナリズムとかいじめ、人間関係の悩みができるっていう話が面白かった。
あと、社交性に秀でていなくても、自分が必要とする人にアプローチすることは可能である一方、対人関係におけるソフトなスキルは一朝一夕に身に付けられないし、貴重だなとも思った。
瀧本さんは歴史や他国の事例を引き合いに出して、その要点とか重要な視点を説明するのがうまい。この能力身に付けるとすごい教養人みたいな感じ出るから身に付けたいw
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年2月20日
- 読了日 : 2021年2月20日
- 本棚登録日 : 2019年9月21日
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コメント 1件
ともひでさんのコメント
2021/02/22