正直、あんげんのフミ役にだいぶ馴染めなかった…ファンなのに(笑)。コミックスを読んでいたので、細身の美形なフミの声のイメージとする部分で、あんげんが優しい囁くようなトーンで喋っているのがフミの演技だとしても、違うんじゃないかなぁ、と言う気が拭えなかった。評価のコメントなどを読んでも、原作ファンだと特に、ミスキャストと言う風に捉えかねないな、と言う気がしていて、ファンだからなんでも許すと言う訳にはいかない、と言う気持ちもあった。特にコミックスはビジュアルが先にあるので、ファンの固定観念は小説よりも強いと思う。あんげんの「優しいトーンで太く喋らない演技」と言うのを楽しむと言う方よりも、やはり原作ありきなものなので、原作のフミがストレートにイメージ出来るキャストでも良かったんじゃ…と思ってしまい、傑作フリトは聴くけど、本編は殆どリピらない作品だったのだが、聴く前に1を聴き直して、BLCDの楽しみ方として、声優さんが演技プランとして出したものを純粋に楽しむ、と言う聴き方をすればいいのか、と思ったのは、あんげんのフミが初めてかもしれない。
「にゃんこにして~❤」の可愛さは破壊力抜群。野太い重低音で怒声を出すあんげんも無論大好きなんだが、声を抑えて徹してたフミは、音声化された『妄想エレキテル』作品のフミの声なんだなぁ、と楽しむ余裕が出てきた(笑)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
BL
- 感想投稿日 : 2012年8月15日
- 読了日 : 2012年8月15日
- 本棚登録日 : 2012年7月25日
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