ミステリーというかホラーというか、境界の曖昧さは『バイロケーション』と同じ。
1992年と2002年を行ったり来たりしながら、物語が進む。話し手の視点が、石田美雪(旧姓大槻)、①桜井唯、②長谷川敦子、③増田亜由美、④林鈴子、⑤雨宮友恵と変わっていっていることを理解していると読み易いが、途中の誰が何を話しているのやらというわけの分からなさ感は減殺され、半ばネタばれになってしまう。
話し手がいつの間にか変わるので、ちょっと読みにくさがあるので、★三つだが、ストーリーとしては面白かった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリー
- 感想投稿日 : 2012年8月21日
- 読了日 : 2012年8月19日
- 本棚登録日 : 2012年8月15日
みんなの感想をみる