またまたいぶし銀の渋みが随所に出てくる短編集。
今回は県警本部警務課勤務の警視の他、犯罪に手を染めた者、犯罪を記事にする新聞記者、犯罪者を裁く裁判官、と犯罪絡みの4編。
自分の職務や人生に迷いを感じる主人公たち。揺れる気持ちがストレートに伝わり胸が締め付けられた。罪を犯す怖さを嫌というほど知り尽くした彼らのリアルな姿に共感した。
相変わらずオチの付け方が巧い。また情景描写も巧いので映像がドラマのように目に浮かんでくる…と思ったら既にTVドラマ化されている短編もあって納得。
特に『逆転の夏』がいい、と思っていたらドラマはなんと佐藤浩市が主演なんて!これはぜひ観てみたい。
読書状況:読み終わった
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横山秀夫
- 感想投稿日 : 2022年7月8日
- 読了日 : 2022年7月7日
- 本棚登録日 : 2022年7月5日
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コメント 3件
地球っこさんのコメント
2022/07/08
mofuさんのコメント
2022/07/08
地球っこさんのコメント
2022/07/09