動機 (文春文庫 よ 18-2)

著者 :
  • 文藝春秋 (2002年11月8日発売)
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本棚登録 : 5329
感想 : 483
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またまたいぶし銀の渋みが随所に出てくる短編集。

今回は県警本部警務課勤務の警視の他、犯罪に手を染めた者、犯罪を記事にする新聞記者、犯罪者を裁く裁判官、と犯罪絡みの4編。
自分の職務や人生に迷いを感じる主人公たち。揺れる気持ちがストレートに伝わり胸が締め付けられた。罪を犯す怖さを嫌というほど知り尽くした彼らのリアルな姿に共感した。

相変わらずオチの付け方が巧い。また情景描写も巧いので映像がドラマのように目に浮かんでくる…と思ったら既にTVドラマ化されている短編もあって納得。
特に『逆転の夏』がいい、と思っていたらドラマはなんと佐藤浩市が主演なんて!これはぜひ観てみたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 横山秀夫
感想投稿日 : 2022年7月8日
読了日 : 2022年7月7日
本棚登録日 : 2022年7月5日

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コメント 3件

地球っこさんのコメント
2022/07/08

mofuさん、こんばんは☆

いぶし銀の渋み、その通りですね!
『逆転の夏』、ドラマ化されてたんだ。それも佐藤浩市主演。私も観てみたいです。
佐藤浩市さんといえば、『64』の映画でも主演でした。そちらは観ました。
もちのろん(←ふるい)、仲村トオル版二渡さんもチラッと登場してました( *´艸`)
見逃さないわよん♡ 笑

mofuさんのコメント
2022/07/08

地球っこさん、またまたこんばんは♪

『逆転の夏』のドラマ化の話は文庫本の解説で紹介されていましたよ。
『動機』も『陰の季節』の続編としてドラマ化されていて、貝瀬警視ではなく二渡さんが主役(演じているのは上川隆也)だそうですよ。こちらも気になりますね〜(*^^*)
また『64』も読んでみたいです!

地球っこさんのコメント
2022/07/09

おお、情報ありがとうございます!

お盆休みにでも、ひとり「 ドラマ横山秀夫サスペンス祭」りでもしよっかな~(’-’*)♪

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