さすが林修さん!
人付き合いが苦手な私はこの手の本を時おり読むが、こんなに実践的で目から鱗の本には出合ったことがなかった。気に入ったのはこんなところ。
・相手の権威志向性をつかむ…相手が重きをおくものに関して褒めたり同調したりすべし
・頭の良い人にはイエスばかりではなく、時々疑問や反対意見を言うと一目置かれる(ということは、逆も然り(^^;)
・贈り物は相手の得意分野だとこだわりがあるので本当に喜んでもらえるものを探すのは難しい、それよりも相手がこだわりをもっていない上質なものがよいし、それがお中元やお歳暮の定番になっている
・欠点も言い方ひとつでこんなにかわる(この例示がたくさんあって、とても勉強になった)
本当にちょっとしたことなんだけど、それを丁寧に論理的に説明していて、これなら1つずつ自分のものにしていけそう♪
しばらくはこれをバイブルにして、他の話し方やコミュニケーション指南書は手にしないようにしようと思う。
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2017/10再読、伝わるコツまとめ:
①相手と自分の得意分野が同じなら専門用語で盛り上がる。違う場合に専門用語を使うと、通じないか、あるいは知ったかぶりとなりシラける。
②「聞こうと思う相手が言っているから聞く」状況を作る= 権威性向性、権威トレンドを押さえる。自分と同じことをやるタイプに対して評価が高くなる。
・権威トレンドの例:
学歴を気にする人...○学歴が高いこと
叩き上げの人...×学歴が高いこと
外見がおしゃれな人...○オシャレ ×ダサい
時間を守る人...○時間を守る ×時間にルーズ
時間にルーズな人...時間にルーズに対しておおらか
机がきれいな人...○整頓できる ×整頓できない
整頓できない人...整頓能力に興味がない
気が強い人...○気が強い
③相手のいろいろな「話し方」に合わせて話す。速度、話す順序(結論→根拠 vs 起承転結順)、喩え話を使うかどうか。PPT 好き vs エクセル好き。
④相手のコアタイム=大事にしている時間に話す。残業好きなら定時後。
⑤相手のホームで話すと、相手の気持ちに余裕が出る
- 感想投稿日 : 2016年7月22日
- 読了日 : 2016年7月22日
- 本棚登録日 : 2016年7月21日
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