王さまのお菓子

著者 :
  • 世界文化社 (2021年12月2日発売)
3.86
  • (35)
  • (50)
  • (49)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 757
感想 : 60
5

王さまのお菓子(ガレット・デ・ロワ)のお話。

ガレット・デ・ロワはフランスのパイで、フェーヴ(そら豆)と呼ばれる小さな人形が埋め込んであります。フェーヴが入ったピースを選んだ人は王冠をかぶり王さま(女王さま)となります。またフェーヴの持ち主には幸せになるそうです。

このお話は、アーモンドクリームたっぷりのガレット・デ・ロワに仕込まれた、フェーヴのミリーが主人公。

お母さんが風邪をこじらせてアデルさんのうちに預けられているベルは元気がありません。
アデルさんに買われていったパイに入っているミリーは、「ベルに当たりますように」と願いますが…

とってもおいしそうなアーモンドクリームのパイ。
おしゃれなフランスの文化。
かわいらしい絵。
そう都合よくベルに当たらないところが、帰って素敵なお話の展開で、きゅんとしちゃいますよ。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 絵本
感想投稿日 : 2023年2月11日
本棚登録日 : 2023年2月11日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする