絶望しそうになったら道元を読め!~『正法眼蔵』の「現成公案」だけを熟読する~ (光文社新書)

著者 :
  • 光文社 (2012年4月20日発売)
3.00
  • (1)
  • (1)
  • (3)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 33
感想 : 4
5

薪が灰になるというところ。

実体があるというのが言語心理学的な考え方。私がシンボルと呼んだ考え。

一方、実体がないというのが道元の見方。つまり、言語がないということになるだろうか。

もう一点。

ハイデガーは無から説明。

道元は有から説明。これは現実重視の道元らしいところ。

絶望から救ってくれるかはわからないが、道元の現成公案に絞ったこの本はよかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 期限付き
感想投稿日 : 2024年2月9日
読了日 : 2024年2月9日
本棚登録日 : 2024年2月7日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする