勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋 (2020年3月10日発売)
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本棚登録 : 491
感想 : 38
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自由連想法として文章を箇条書きでもいいから書いてみようかと思わせてくれた。

ツッコミとボケの対比は分かりやすかった。そしてボケの優位を言っていると感じた。ボケは探索の一つの方法だと思った。その点、ツッコミはそこだけを掘り下げていくというような。

読書も中途半端がいいと著者は言う。というよりは完璧はないのだ。ただ一つ反論させていただくなら、読書は途中では結論と異なる可能性があるということだ。しかし、その本の批判者にならないのであれば、善なる誤解とも言えよう。

私は今、精神分析と社会学と戯曲に興味をもっている。本を読んで、変身していくのは怖いけど、おそらく、それでいいのだと思う。

学校は有限性のためであることは納得した。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 家の本
感想投稿日 : 2023年6月20日
読了日 : 2023年6月20日
本棚登録日 : 2023年6月8日

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