友人から頂いた本。
著者は、京大経済学部からゴールドマンサックス、FaceBook Japanを経て、現在、自身が立ち上げたリクルーティング会社の社長という経歴の持ち主。
何の気なしに、男性が書いた本だと思い読んでいたが、半分ほど読んでからあらためて表紙を見て女性だということに気がついた。
「1000回振ったうち、たった一回出たホームランだけが注目されている」
「『とりあえずやってみる』という体験を積み重ねていくうちに、気がついたらどんどん心が躍っているものが見つかる」
一貫していえることは「行動的」ということ。
様々な選択肢を前に並べて、失敗を恐れずとりあえずチャレンジしてみる。そのうちに選択肢は自然淘汰され、前に残ったものに集中することができる。
こういった行動力の背景には、彼女のなかに「自分の人生が有限である」という切実な感覚がある。有限の時間の中で、どうすれば「ココロオドル」時間をつかみ取れるかを常に考えているのだろう。
ただ、すべての人がここまで行動的になれる訳ではないことを彼女自身も分かっている。
本書の後半では、幸せな生き方は人それぞれ違うということに触れ、「世の中のすべての人が、『ココロオドル』状況になればいい」と締めくくっている。
彼女のエネルギーで前向きになれる、そんな本だ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年2月12日
- 読了日 : 2014年2月11日
- 本棚登録日 : 2014年2月11日
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