2巻からは「霊水編」とされ、前作のおどろおどろしさを引きずりつつも、“命”という重いテーマに正面から挑んでいる力作である。この巻の後半からは、シッダールタらが永遠の命を得たというザラ王に会おうとする現在より、35年前に起こったという事件についてのいきさつが語られ始める。登場人物が多く、それらが過去と現在に渡って複雑に絡みあった人間関係を構成しているため、やや混乱してしまう。
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ファンタジー
- 感想投稿日 : 2006年11月8日
- 本棚登録日 : 2006年11月8日
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