松本清張への召集令状 (文春新書 624)

著者 :
  • 文藝春秋 (2008年3月17日発売)
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本棚登録 : 47
感想 : 9
4

[評価]
★★★★☆ 星4つ

[感想]
松本清張という人物を通し、戦前の召集令状の仕組みが明らかになっていく様子が書かれている。それは自分が考えているよりもひどい仕組みだったということが分かる内容だった。
この本に書かれている内容は松本清張が体験したことのみでまっとうに運用されている地域もあったのだろうが、このように特定個人の恣意的な考えが含まれる余地がある時点でこの仕組みには欠陥があったのだと強く感じた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年5月16日
読了日 : 2021年5月10日
本棚登録日 : 2021年5月16日

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