ウィトゲンシュタインの愛人

  • 国書刊行会 (2020年7月17日発売)
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本棚登録 : 391
感想 : 17
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私には難解過ぎた。ギリシャ神話、美術史や画家、世界史の知識があれば、分かったのかもしれない。世界中に、残された生物は自分一人だけ。そんな状況で、章が分けられることもなく、くり返しになることも多く、記述が変わっておかしくなっちゃったのかと心配させられたり、ギリギリのところでタイプを打っているのか、もしくはギリギリをもう超えたところにいるのか。ひょっとして~かもしれない、が多かった。そうやって自分の存在や記憶を確認しているのかもしれない。この本は多分新聞広告で称賛されているのを少し前に見て、興味を持って手に取った本だけれど、私には難しすぎて、自分の知識や教養のなさ、感受性の鈍さを思い知ることになった気がする。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2021年に読んだ本
感想投稿日 : 2021年3月3日
読了日 : 2021年2月20日
本棚登録日 : 2021年2月20日

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