倒れるときは前のめり

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店 (2016年1月27日発売)
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本棚登録 : 2088
感想 : 262
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普段小説ばかり読むので、エッセイは個人的に新鮮でした。短い文章からでも人柄が漂ってくると気づかされて、他の作家さんのエッセイもぜひ読んでみたくなりました。
文章から伝わってくる、有川さんの第一印象としては「強い」の一言です。誰に取り繕う訳でもない、歯に衣着せない文章から有川さんの人柄が感じられました。芯が強くて、自分の意見をしっかりと持っている女性なのだなと感じました。
ぶっきらぼうな言葉遣いが否めず、好き嫌いがはっきりと分かれてしまいそうという印象を受けましたが、そんな有川さんが羨ましくもあります。
収録されている「彼の本棚」、「ゆず、香る」の二編は登場人物達の淡い心の動きを短いながらに感じられる作品で面白かったです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 有川浩
感想投稿日 : 2021年9月13日
読了日 : 2021年9月13日
本棚登録日 : 2021年9月6日

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