狭き門 (新潮文庫)

  • 新潮社 (1954年8月3日発売)
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本棚登録 : 1957
感想 : 170

愛し合う男女の哀しい物語。アリサは手を伸ばせば掴める幸福を天上の愛の為に退けようと苦悩する。その姿に幸福とは何かについて考えざるを得ない。また、それは愛するジェロームへ完全な歓喜を伝えるためでもあったのだろう。切なくも美しい結末であると感じた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: フランス文学
感想投稿日 : 2015年2月12日
読了日 : 2015年2月12日
本棚登録日 : 2015年2月12日

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