仮想空間に人格を<コピー>できたらどうなるか、という思考実験が基になるやや難解なSF。オリジナルとコピーの同一性や、VR世界と現実世界とのリンクが、哲学や倫理の問題にも切り込んでくる。「塵理論」あたりの、ハードSF全開の文章は文系にはツラかったけど、ストーリー全体としては面白い。えっ、マジで?となる上巻終わりの引き方がお見事。下巻も読まざるをえない。
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- 感想投稿日 : 2021年11月22日
- 読了日 : 2021年11月22日
- 本棚登録日 : 2021年4月24日
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