書店で見かけて読みたくなったもの。本書で言うところの”自己責任”は、弱者叩き的な自己責任論とは関係ないもの。なるほど。このあたりをはき違えた考え方がはびこる結果醸成される格差には、確かに無視できないものがある。で、自己責任を自覚するにあたってまず克服されるべきは、誤った性善説と、曖昧なままにしておく性癖。そこから問題が大きくなる、と。これも確かにその通り。ついでに、専門家に抱く完全無欠イメージは、明らかに幻想。自分も専門職だから、我が事としても理解できるし、それが法曹界にも成り立つっていうのを内部の人が書いているのだから、さすがに説得力あり。ちなみに本題とは逸れるけど、以下の作品は一度観てみたいと思いました。
映画"オーディション"
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
新書
- 感想投稿日 : 2023年3月22日
- 読了日 : 2023年3月21日
- 本棚登録日 : 2023年3月21日
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