今を生きる思想 マルクス 生を呑み込む資本主義 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社 (2023年2月16日発売)
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●マルクスの資本主義把握の最大の眼目は、それが際限なく、深化すると言う性格をその本質として持っているということ。その深化を近代の人類は「進化」だとみなし、言祝できた。
●マルクスは1818年現在のドイツで生まれる。マルクス家はユダヤ系であり、代々ラビ(ユダヤ教の聖職者)を務めてきたが、自由主義思想から影響を受けた父は、プロテスタントに改宗した弁護士だった。
●労働の仕方、指揮や命令、意味など、人間にとって働くことの在り方全般が、資本主義のもとで全面的に作り変えられ、その結果、人間がその生産物によって支配されるようになる、という事実。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 宗教思想哲学天皇
感想投稿日 : 2024年2月29日
読了日 : 2024年2月29日
本棚登録日 : 2023年10月3日

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