いつまでもデブと思うなよ (新潮新書 227)

著者 :
  • 新潮社 (2007年8月16日発売)
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本棚登録 : 2089
感想 : 392
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最近またわがままボディになってきた、
岡田斗司夫氏のレコーディング・ダイエット本。
古本で100円だったから購入。

「太っている人は太る努力をしている」という、
パラダイム転換が画期的だ。

ダイエットは耐えるものではなく、
楽しむものだと著者は言う。

この姿勢は、
スマートノートにも引き継がれている。

とはいっても、
ダイエット云々の部分は、
ぼくとしては結構どうでもよくて、
一番面白かったのは第一章の「見た目主義社会」。

家柄→学歴→見た目と、
社会におけるもっとも重要な情報が変化してきており、
そういう社会ではデブは損をするんだ、という主張があって、
キャラクター文化やアンチエイジングなども、
見た目主義社会の影響なんだろうな、と思った。

どうして、
見た目主義社会に変化してきたかは書かれていないけれど、
人々の経済活動の変化が原因の一端を担っているような気はする。

こういうことを考えさせてくれるだけでも、
この本はぼくの中でいい本なのだ。

レコーディングという手法は、
自分の行動を客観的なデータとして見ることができるので、
自己分析とかにも使えそうだな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 教養
感想投稿日 : 2011年9月15日
読了日 : 2011年9月15日
本棚登録日 : 2011年9月15日

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