ちょっと切なかったり、ほのあったかかったり、ファンタジー系だったりの
短編集。5編。浅倉さんはやはり「死」を扱うことが多いね。
『いま、会いにゆきます』や『黄泉がえり』を彷彿させるものが多かったな。
長編の方が浅倉さんらしさが出るのかもなー。
他4編よりも長くて(ほぼ倍の量)、新刊の時には表題にもなっていた
最後の1編が一番好きだと思えたのもそれが理由だろう。
血の繋がない父娘の絆を描いた物語。これだけでも読む価値あると思う。
ただ、この本は、「何か良い本ないかな?」と漠然と探している人向けではなく
上記2冊のような物語をお探しの皆さんには「これもどうぞ」って薦められる。
そんなかんじの一冊だな。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
あ行
- 感想投稿日 : 2012年4月22日
- 読了日 : 2012年4月22日
- 本棚登録日 : 2012年4月22日
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