音大志望の高校生のぼくと中学生のわたし。。
些細な、ちょっと恥ずかしいきっかけで二人は知りあう。
二人とも家庭環境にちょっとした難があるせいか、
妙に大人びてるし話し方もなんだか子供らしさがない。
そんな二人の視点で交互に語る恋愛の物語。
かと思ったら、恋愛よりも成長の方に重点が置いてあるかんじでした。
家族の諸問題もたくさん挙がっており、それぞれがどう解決して
いくのかと思ったら最後までほったらかしのままだったり
逆に大きく取り上げられたり、なんだかちょっとちぐはぐな印象が。
あと、偶然が重なりすぎる部分にもちょっと「?」が。
それでも、最後まで一気に読みすすめさせる魅力みたいなものがある。
きっとね、初々しい初恋の頃や親やら社会やらについて無意味に
色々と考え込んでた頃の感情を思い出すと思いますよ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
か行
- 感想投稿日 : 2012年5月2日
- 読了日 : 2007年12月1日
- 本棚登録日 : 2010年5月21日
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