企業再生ファンドとしていろんなところで名前を聞くカーライル・グループ。その全貌などはなかなか表に出てこないため怪しい感じがしてしまいますが、「巨象も踊る」のルイス・ガースナーが会長に就任しているということで、もう一度きちんと知っておこうかな、ということで読んでみました。
著者が経営コンサルティングに関わっていらっしゃることなので、実務的なエピソードが随所に盛り込まれてカーライルがやっていることが具体的にどんなことなのか、よくわかりました。
ちょっと誉め過ぎじゃないかなぁと思うのは、あまり出口戦略のところを書いていないところ。結局、利益を出してエグジットしなければならないわけですから、そこについても明確な戦略を持っているのかと思いますが、あまり本書では触れられておりませんでした。
このあたりは後の歴史が明らかにしていくということでしょうか…
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- 感想投稿日 : 2012年8月14日
- 読了日 : 2010年12月14日
- 本棚登録日 : 2012年8月14日
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